勃起不全は女のテーマ

ついさっき、いきつけのバーで、高校の同窓以来の親友と二人で飲んでました。
その店は、ママとアルバイトの男の子(27歳)の二人でやってます。
ちなみに二人の間に男女の関係があると、ママは言い張ってますが、だれも信じてません。
そのアルバイトの子も、ママに話を合わせてますが、芝居がヘタすぎて、二人の関係を自ら否定しているようなものです。

さて、私と友人は、お互いアラフォー。同級生ですから当然年はいっしょです。
私は未だ独身。彼は結婚して、今中学生の娘が一人います。

彼は私に、「最近どうよ」。これは「最近、女のほうはどうよ」という意味。
私は「相変わらず」。これは「相変わらずぱっとしたことはない」の意。

すると彼は、「おまえはいいよな。独身って、おまえが思ってるより、ずーっといいもんなんだぞ。
おれたち、ちょっと中途半端な年代だろ。おれはこどもが中学になったけど、まだ夫婦若いって、まあいえるわけじゃない。
だから、夜のこともそれなりに、やるわけじゃん。
こどもは最初からひとりって決めてたから、もう作るつもりはないんだけど、それとは別に夫婦のナニはやるわけで。
だけどどうも全開にならない。不能ってことはなんだけど、マックスにならない。
半立ち状態以上になかなかなれないことが、けっこうあって、勃起不全ってやつでさ。」
前に会った時にも「おれ最近勃起不全ぎみなんだよ」とこぼしてました。

彼は、けっこう前から、以前のようには元気にならなくなってる。
奥さんもそれがわかっていて、向こうから求めてくることが明らかに減っている、という話をしてました。

私が「それでも夫婦円満なら、それでいいじゃん」と言うと、
彼は「でも、やっぱり男としたら、そう簡単にわりきれないよ。
ふにゃふにゃな自分って、やっぱ、いやじゃん」
私たちの会話をそれまで黙って聞いていたママさんが、口を挟んできました。

「ふにゃふにゃで、何が悪いの。
うちの旦那なんて、ずーっとふにゃ、だよ。
だけどあたしは旦那を好きだし、不満には思わないわよ」
ふだんからざっくばらんなママですが、ご主人の「ふにゃふにゃ」の話まで披露するのは初めてです。

友人は、ママにかなり具体的に「ふにゃ」状態における夫婦のありかた、やりかたをリサーチしてました。
彼にとってやっぱり、勃起不全は切実な問題なのです。

それを横で聞いていて思いました。
「ふにゃ、は実は男の問題ではなくて、女のテーマなのではないか」ということです。

要するに、相手の女性が「ふにゃ」もОKと思えばそれで問題は解決。
男がひとり思い悩むことはなくなるわけです。
男にとって「ふにゃ」は避けたいことだけれど、女性が「それはそれで、あり、よ」とさえ言ってくれたら、酒を飲んでともだちに「実はおれ、さあ」などと打ち明ける悩みにはならないでしょう。

ママは「男の値打ちを硬さで判断するような女とは別れたほうがいい。
ふにゃ、を愛してこそ本当の夫婦」。

ともだちは感動していました。
ママの愛人、という設定のアルバイトの男の子が、「僕もたまにそうなりますよ。
けっこうみんな、そうなるんですね」と、うれしそうに言いました。
彼は彼で、「ふにゃ」を気にしていたんですね。

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